銀行同期

Odooは銀行と直接同期し、全ての銀行明細をデータベースに自動インポートすることができます。

利用している銀行がOdooに対応しているか確認するには、Odoo会計機能 にアクセスし、 対応金融機関リストを見る をクリックして下さい。

Odooは世界中で25,000以上の機関をサポートしています。

銀行と接続するために、Odooは複数のウェブサービスを使用しています:

  • Plaid: アメリカ合衆国およびカナダ

  • Yodlee: ワールドワイド

  • Salt Edge: ワールドワイド

  • Ponto: ヨーロッパ

  • Enable Banking: スカンジナビア諸国

参考

取引

設定

オンプレミスユーザ

このサービスをご利用いただくには、有効なOdoo企業版契約が必要です。そのため、データベースがOdoo企業版契約に登録されていることをご確認下さい。また、お客様のデータベースとサードパーティプロバイダの間にプロキシを使用しますので、接続エラーが発生した場合、ファイヤーウォールやプロキシが以下のアドレスをブロックしていないかご確認下さい:

初回同期

同期を開始するには、会計アプリを開いて 会計 ‣ 設定 ‣ 銀行口座を追加 するか、

これでお客様の銀行機関を検索できます。その銀行を選択し、同期するための手順に従って下さい。

注釈

初回同期時に問題が発生した場合は、お使いのウェブブラウザがポップアップをブロックしていないか、また広告ブロック機能が無効になっているかをご確認下さい。

重要

銀行明細の同期を設定すると、Odooは自動的に最後の取引日+1日から会計取引の記録を開始します(最後の取引日が2022/12/31の場合、記録は2023/01/01から開始されます)。仕訳帳に取引が含まれていない場合、Odooは可能な限り遡って取引を検索します。会計アプリを開き、 会計 ‣ ロック日 を開き、 仕訳ロック日 フィールドに日付を設定することで、Odooが取引を検索する日付を制限することができます。

アカウントを保護するため、初回同期時に電話番号をご提供いただく必要があります。お客様のデータが悪用されることを防ぐためです。そのため、お客様のアカウントで不審な活動が検出された場合、当社はお客様のアカウントからの全ての要求をブロックします。お客様はその電話番号を使用して再び有効化する必要があります。

サードパーティプロバイダーはお客様の銀行機関と接続するために、より多くの情報を要求することがあります。この情報はOdooのサーバには保存されません。

デフォルトでは、オンライン・ソースから取得した取引は同じ明細書内にグループ化され、銀行明細書は月に1回作成されます。銀行明細書の作成期間は仕訳帳設定で変更できます。

全ての同期を確認するには、開発者モード を有効化し、会計 ‣ 設定 ‣ オンライン同期 に移動して下さい。

手動で同期

初回同期後は、作成された仕訳帳はデフォルトで12時間ごとに同期されます。必要に応じて、ダッシュボードの 今すぐ同期 ボタンをクリックして手動で同期することも可能です。

あるいは、開発者モード を有効化し、会計 ‣ 設定 ‣ オンライン同期 に移動し、所属機関を選択してから、取引の取得 ボタンをクリックします。

重要

一部の金融機関では、取引の自動取得を許可していません。そのような機関では、口座の自動同期中に、自動同期を無効にするよう求めるエラーメッセージが表示されます。このメッセージはオンライン同期のチャターに表示されます。この場合、必ず手動同期を行って下さい。

問題

同期エラー

Odooサポート に接続エラーを報告するには、開発者モード を有効化し、会計 ‣ 設定 ‣ オンライン同期 に行き、失敗した接続を選択し、エラーの説明と参照番号をコピーします。

同期の中断

プロキシとの接続が切断された場合、 アカウントを取得 ボタンを使ってプロキシに再接続することができます。

注釈

もし 再接続 ボタンを使っても再接続できない場合は、顧客IDまたはチャターに記載されているエラーの参照を添えて、直接 サポート にご連絡下さい。

2020年12月以前にOdooをインストールしたユーザの移行プロセス

オンプレミスの場合、まずソースが最新のOdooバージョンであることをご確認下さい。

2020年12月以前にデータベースを作成したユーザは、新機能を使用するために新しいモジュールを手動でインストールする必要があります。

そのためには アプリ ‣ アプリリストを更新 に行き、検索バーのデフォルトフィルタを外して account_online_synchronization と入力します。そして インストール をクリックします。最後に、全てのユーザがCTRL+F5キーを押してOdooページを更新していることを確認して下さい。

注釈

  • インストール中に、それまでの全ての同期が切断され、それらはもう機能しません。それらを表示するには、開発者モード を有効化し、会計 ‣ 設定 ‣ オンライン同期 に移動して下さい。これらの接続を再同期することはできません。新しい接続を作成する必要があります。

  • オンライン同期用の旧モジュールである account_online_sync モジュールはアンインストールしないで下さい。新しいモジュールがそれを上書きします。

  • デフォルトでは、account_online_synchronization モジュールは会計とともに自動的にインストールされます。

FAQ

同期がリアルタイムで機能していません。これは正常ですか?

サードパーティプロバイダーが異なる間隔でアカウントを同期するため、このプロセスはリアルタイムで動作するようには設計されていません。強制的に同期を行い、取引明細を取得するには、会計ダッシュボード に移動し、今すぐ同期 `ボタンをクリックします。:ref:`開発者モード <developer-mode> を有効化し、会計 ‣ 設定 ‣ オンライン同期 に移動して取引を同期し、取得します。一部のプロバイダーでは、1日に1回しか更新できないため、すでにその日中に同様の操作を行っている場合、今すぐ同期 をクリックしても最新の取引を取得できない可能性があります。

ステータスが 保留 の取引は、銀行口座に表示されていても取得されません。ステータスが 記帳済 の取引のみが検索されます。取引ステータスがまだ 記帳済 でない場合、ステータスが変更されるまで待つ必要があります。

オンライン銀行同期機能は契約に含まれていますか?

  • コミュニティ版: いいえ、この機能はコミュニティ版には含まれていません。

  • オンライン版: はい、シングルアプリ無料プランであっても、対象となります。

  • 企業版: はい、有効な企業契約がリンクしているデータをお持ちの場合。

一部の銀行には "ベータ "というステータスがありますが、これは何を意味しますか?

これは、銀行機関がサードパーティプロバイダーによってまだ完全にサポートされていないことを意味します。バグやその他の問題が発生する可能性があります。Odooはベータ段階の銀行で発生する技術的問題をサポートしませんが、ユーザは接続を選択することができます。第3者プロバイダーは実際のデータやフィードバックを得ることができます。

手動で更新したときだけ取引が同期されるのはなぜですか?

銀行によっては、追加のセキュリティ対策があり、SMS/Eメール認証コードや別のタイプのMFAなど、余分なステップを要求します。このため、セキュリティ・コードが提供されるまで、インテグレーターは取引を引き出すことができません。

過去の取引が全てOdooに登録されていませんが、なぜですか?

一部の機関では、取引は過去3ヶ月までしか検索できません。

取引が表示されないのはなぜですか?

最初の同期時に、Odooと同期する銀行口座を選択しました。口座を同期していない場合は、 開発者モード を有効化し 会計 ‣ 設定 ‣ オンライン同期 に行き、口座を取得 ボタンを接続時にクリックして下さい。

また、新規の取引がない場合もあります。

銀行口座が仕入先に正しくリンクされているにもかかわらず、計上された取引がデータベースに表示されない場合は `サポートチケット <https://www.odoo.com/help>を提出`_ して下さい。

銀行の認証情報を更新するにはどうすればよいですか?

認証情報を更新するには、開発者モード を有効化し、会計 ‣ 設定 ‣ オンライン同期 に移動します。認証情報を更新したい接続を開き、認証情報の更新 ボタンをクリックします。