新しい備品を追加¶
Odoo において、備品 とは、製品の製造を含む日常業務で使用されるあらゆるアイテムを指します。これは、生産ライン上の機械、さまざまな場所で使用される工具、オフィス内のコンピューターなどを意味する場合があります。Odoo に登録された備品は、Odoo データベースを使用する企業が所有している場合もあれば、備品のレンタルなどの場合のように、仕入先などの第三者が所有している場合もあります。
Odoo Maintenance を使用すると、個々の備品を追跡し、メンテナンス要件に関する情報を記録することができます。新しい備品を追加するには、整備 モジュールに移動し、 を選択し、以下の手順で備品を設定します。
備品名: その備品のプロダクト名
備品カテゴリ: 備品が属するカテゴリ。例えば、パソコン、機械、工具など。新しいカテゴリは、 に移動し、作成 をクリックすることで作成できます。
会社: 備品を所有する会社。この会社は、Odooデータベースを使用する会社、またはサードパーティ企業である可能性があります。
使用者: 特定の従業員、部署、またはその両方によって備品が使用されている場合は、その旨を指定します。従業員と部署の両方を指定する場合は、その他 を選択します。
整備チーム: 備品管理を担当するチームです。新しいチームは、 に移動し、作成 を選択することで作成できます。各チームのメンバーもこのページから割当てることができます。
技術者: 備品の管理責任者。整備チームが割当てられていない場合や、割当てられたチームの特定のメンバーが常に備品管理を担当すべき場合などに、特定の個人を割当てるために使用できます。Odooにユーザとして追加された人物は、すべて技術者として割当てることができます。
使用場所: 備品が使用されている場所。これは、作業区ではない場所、例えばオフィスなどを指定するためのシンプルなテキストフィールドです。
作業区: 作業区で使用する場合は、ここで指定します。 に移動し、作業区を選択するか、作成 ボタンを使用して新規作業区を作成し、作業区フォームの 備品 タブをクリックすることで、作業区に備品を割当てることができます。

追加プロダクト情報を含める¶
ページ下部の プロダクト情報 タブでは、備品に関する詳細情報を提供することができます。
仕入先: 備品の購入元である仕入先
仕入先参照番号: 仕入先に割当られた参照番号コード
モデル: 備品の特定のモデル
シリアル番号: 機器の固有のシリアル番号
有効日:その備品が使用可能となった日付。これは MTBF を計算するために使用されます。
原価: 備品の購買金額
保証書有効期限: 備品の保証が切れる日付

整備詳細を追加する¶
ページ下部の 整備 タブには、その備品の故障頻度に関する情報が表示されます。
平均故障間隔:故障が起きるまでの間に備品が機能すると予想される平均日数。この数値は手動で設定できます。
平均故障間隔: 故障と故障の間の平均日数で、備品が機能している日数です。 この数値は、過去の故障に基づいて自動的に計算され、手動で設定することはできません。
次回の故障予想: その備品が次に故障するであろうと推定される日付です。 この日付は、平均故障間隔 および 最終故障 フィールドのデータに自動的に基づいて計算され、手動で設定することはできません。
最終故障:備品が最後に故障した日付。この日付は、備品の最新の整備依頼の作成日を基にしており、手動で設定することはできません。
平均修復時間: 備品の修理に平均で必要な日数です。この数値は、過去の整備依頼の期間に基づいて自動的に計算され、手動で設定することはできません。

ちなみに
ある備品に対する未処理の整備依頼を確認するには、その備品のページに移動し、ページ上部の 整備依頼 スマートボタンをクリックします。