エクアドル¶
イントロダクション¶
エクアドルにローカライズすることで、XML、Fiscal Folio、電子署名、税務当局SRIとの直接接続による電子ドキュメントを作成することができます。
サポートされるドキュメントは、顧客請求書、クレジットノート、デビットノート、購買清算書、源泉徴収です。
ローカライゼーションには、各顧客請求書に適用される源泉税を簡単に予測する自動化機能も含まれています。
用語集¶
エクアドルローカライゼーションに欠かせない用語をいくつかご紹介します:
SRI: Servicio de Rentas Internas エクアドルの納税を執行する政府機関。
EDI: Electronic Data Interchange 電子ドキュメントの送付。
RIMPE: Regimen Simplificado para Emprendedores y Negocios SRIの対象となる納税者タイプ。
設定¶
モジュールインストール¶
以下のモジュールを インストール して、エクアドルローカライゼーションの機能を入手して下さい。
名称 |
技術名 |
説明 |
---|---|---|
エクアドル - 会計 |
|
デフォルトの 会計ローカライゼーションパッケージ は、エクアドルローカライゼーションのための会計特性を追加します。これは、 SRI が設定したガイドラインに従ってエクアドルで企業が活動するために必要な最小限の設定を表します。モジュールのインストールは自動的にロードされます: 勘定科目表、税、ドキュメントタイプ、税サポートタイプ。さらに、フォーム103と104が自動的に生成されます。 |
エクアドル会計EDI |
|
SRIが公開している技術ドキュメントに基づき、doc: |
エクアドル会計レポート |
|
フォーム103および104を作成するための技術的および機能的要件が全て含まれています。 |
エクアドル - ATSレポート |
|
DIMM Formularios にアップロード可能なATSレポートXMLファイルを生成するための技術的および機能的要件が全て含まれています。 |
エクアドルウェブサイト |
|
ウェブサイト販売から自動電子請求書を作成するための技術的および機能的要件が全て含まれています。 |
エクアドルPOS |
|
POS販売から自動電子顧客請求書を作成するための技術設定および機能要件を全て含みます。 |
注釈
エクアドル
を国として選択してデータベースをゼロからインストールすると、Odooは自動的にベースモジュール エクアドル - 会計 をインストールします。
会社の設定¶
会社情報を設定するには、連絡先 アプリで会社名を検索するか、開発者モード を有効化して に進み、コンタクトを編集して以下の情報を設定します:
上の 会社 オプションを確認して下さい。
名前
住所
識別番号
納税者タイプ
電話番号
Eメール
会社ロゴをアップロードして保存

電子ドキュメント¶
電子ドキュメントの情報をアップロードするには、
を検索して下さい。次の情報を設定:
会社正式名称
本番環境サーバを使用: あなたの会社が本番環境で電子ドキュメントを作成する場合は、チェックボックスにチェックを入れて下さい。電子ドキュメントのテスト環境を使用する場合は、チェックボックスをオフにしたままにして下さい。
体制: 貴社が一般企業であるか、またはRIMPEとして認定されているかを選択して下さい。
会計帳簿の強制: 貴社がこの条件を満たしている場合、チェックボックスにチェックを入れて下さい。
源泉徴収の既定の税金
源泉徴収を行う: 会社が電子源泉徴収を行う場合はチェックボックスをオンにします。
源泉徴収 消費財: 商品を購入する際に源泉徴収するためのコードを入力します。
源泉徴収 サービス: サービスを購入する際の源泉徴収のコードを入力します。
源泉徴収 クレジットカード: クレジットカードで購入する際の源泉徴収のコードを入力します。
源泉徴収 代理人番号: 会社に該当する場合、会社の源泉徴収代理人決議番号を入力します。
電子証明書ファイル: 電子証明書とパスワードをアップロードし、保存します。
特別納税者番号: あなたの会社が特別納税者に該当する場合、この欄に該当する納税者番号を記入して下さい。

注釈
設定メニューで源泉徴収を設定する場合、提案される源泉徴収は、*納税者タイプ*に源泉徴収が設定されていない国内サプライヤーにのみ適用されます。さらに、クレジットカードまたはデビットカードのSRI支払方法が使用されている場合、設定されたクレジットカード源泉徴収は常に使用されます。
VAT 源泉徴収¶
この設定は、あなたがSRIから 源泉徴収代理人 として認定されている場合にのみ適用されます。VAT源泉徴収を設定するには、
に進みます。納税者のタイプごとに適用される源泉徴収率を設定し、 商品VAT源泉徴収 と サービスVAT源泉徴収 を指定する必要があります。

ちなみに
納税者タイプ が RIMPE
の場合、 収益源泉徴収 のパーセンテージも設定します。
プリンタポイント¶
プリンタポイントを設定するには、
に移動します。プリンタポイントは、必要な電子ドキュメントの種類ごとに設定する必要があります。例えば 顧客請求書、クレジットノート、デビットノートなど。
プリンタポイントごとに、以下の情報を設定する必要があります:
仕訳帳: このフォーマットで
[Emission Entity]-[Emission Point] [Document Type]
, 例えば:001-001 版浴びドキュメント
。タイプ: は仕訳帳のタイプで、`販売`を選択します。
ドキュメントを使用しますか?: このチェックボックスは自動的にチェックされます。
排出事業体: 事業所番号を設定します。
排出ポイント: プリンタポイントを設定します。
排出住所: 事業体の住所を設定します。
デフォルト収益勘定: デフォルトの収益勘定を設定します。
クレジットノート専用付番: クレジットノート をこのプリンタポイントから生成する場合はチェックボックスをオンにします - 仕訳帳。
短縮コード: これは一連の会計項目に対する固有のコードで、5桁の固有のコードを入力します。例:
VT001
。
顧客請求書、クレジットノート、デビットノートは 排出ポイント と同じ仕訳帳を使用する必要があり、 事業体ポイント は仕訳帳ごとに一意でなければなりません。

注釈
詳細設定 タブで、電子請求書 チェックボックスをチェックし、エクアドルで有効にします。
源泉徴収¶
源泉徴収仕訳帳を定義する必要があるため、
で以下の情報を設定します:仕訳帳名: このフォーマットで
[Emission Entity]-[Emission Point] [Document Type]
, 例えば:001-001 源泉徴収
。タイプ: 仕訳帳の種類を表し、`その他`を選択して下さい。
源泉徴収タイプ: 購買源泉徴収を設定します。
ドキュメントを使用しますか?: このチェックボックスは自動的にチェックされます。
排出事業体: 事業所番号を設定します。
排出ポイント: プリンタポイントを設定します。
排出住所: 事業体の住所を設定します。
デフォルト勘定: デフォルト収益勘定を設定します。
短縮コード: 会計仕訳のシーケンスに対する一意のコードです。一意の5桁のコードを入力して下さい。例:
RT001
。

注釈
詳細設定 タブで、 :guilabel:`電子請求書`チェックボックスをチェックし、源泉徴収用の電子請求書の送信を有効にします。
購買清算¶
購買清算を使用する場合、特定の仕訳帳を作成する必要があります。 :menuselection:`会計 --> 設定 --> 会計: 仕訳帳`で以下の情報を設定します:
仕訳帳名: このフォーマットで
[Emission Entity]-[Emission Point] [Document Type]
, 例えば:001-001 源泉
。タイプ: 仕訳帳の種類を表し、`その他`を選択して下さい。
購買清算: チェックボックスをチェックして購買清算を有効にします。
ドキュメントを使用しますか?: このチェックボックスは自動的にチェックされます。
排出事業体: 事業所番号を設定します。
排出ポイント: プリンタポイントを設定します。
排出住所: 事業体の住所を設定します。
短縮コード: 会計仕訳のシーケンスに対する一意のコードです。一意の5桁のコードを入力して下さい。例:
RT001
。

注釈
詳細設定 タブで、 :guilabel:`電子請求書`チェックボックスをチェックし、源泉徴収用の電子請求書の送信を有効にします。
マスタデータの設定¶
勘定科目表¶
勘定科目表 は、ローカリゼーションモジュールに含まれるデータセットの一部としてデフォルトでインストールされ、勘定科目は税、デフォルト勘定科目、デフォルト買掛金勘定、デフォルト売掛金勘定に自動的にマッピングされます。
エクアドルの勘定科目表は、いくつかのカテゴリに分類され、NIIF会計と互換性のある企業監督局の最新版に基づいています。
企業のニーズに応じて、アカウントを追加したり削除したりすることができます。
プロダクト¶
プロダクトの基本情報に加えて、適用される源泉徴収コード(税)の設定を追加する必要があります。
の "購買" タブの下にあります。

連絡先¶
連絡先作成時に次の情報を設定します:
RUCの連絡先であれば、一番上の 会社 オプションをチェックし、cedulaやパスポートの連絡先であれば、個人 をチェックして下さい。
名前
住所: 町名番地 は電子顧客請求書を確認するための必須項目です。
ID番号:
RUC
、Cedula
、パスポート
のいずれかを選択して下さい。納税者タイプ: 連絡先のSRI納税者タイプを選択して下さい。
電話番号
Eメール

注釈
SRI納税者タイプ には、仕入先請求書でこの連絡先を使用し、そこから源泉徴収を作成する際に、どのVATと利益の源泉徴収を適用するかの設定があります。
税を確認¶
ローカリゼーションモジュールの一部として、税はその設定と関連する会計勘定科目と共に自動的に作成されます。

以下のオプションが自動的に設定されています:
税サポート: IVA税にのみ設定するオプションで、購買源泉を登録する際に便利です。
コードATS: 所得税の源泉徴収コードに対してのみ設定されるため、源泉徴収を登録する際に重要です。
税グリッド: IVA税の場合は104フォームのコードを設定し、所得税の源泉徴収コードの場合は103フォームのコードを設定します。
税名:
IVA税の場合は、以下のように書式を指定します:
IVA [percent] (104, [form code] [tax support code] [tax support short name])
所得税の源泉徴収コードについては、以下のように名前を指定します:
Code ATS [Percent of withhold] [withhold name]
エクアドルモジュールがインストールされると、最も一般的な税が自動的に設定されます。追加の税を作成する必要がある場合、既存の税の設定に基づいて作成することができます。

ドキュメントタイプを確認する¶
顧客請求書 や 仕入先請求書 のような一部の会計取引は、ドキュメントタイプによって分類されます。これらは政府の財政当局、この場合はSRIによって定義されています。
各ドキュメントタイプは、それが割当てられる仕訳帳ごとに一意のシーケンスを持つことができます。ローカリゼーションの一環として、ドキュメントタイプにはそのドキュメントが適用される国が含まれます。また、ローカライゼーションモジュールがインストールされると自動的にデータが作成されます。
ドキュメントタイプに必要な情報はデフォルトで含まれているので、ユーザは何も記入する必要はありません。

ワークフロー¶
データベースの設定が完了したら、ドキュメントを登録することができます。
販売ドキュメント¶
顧客請求書¶
顧客請求書 は、検証されるとSRIに送信される電子ドキュメントです。これらのドキュメントは販売オーダから作成することも、手動で作成することもできます。以下のデータが含まれている必要があります:
顧客: 顧客情報を入力します。
仕訳帳: 顧客請求書のプリンタポイントに合ったオプションを選択します。
ドキュメントタイプ: ドキュメントタイプを
(01) 請求書
というフォーマットで入力して下さい。支払方法 (SRI): 顧客請求書がどのように支払われるかを選択します。
プロダクト: 正しい税でプロダクトを定義して下さい。

顧客クレジットノート¶
顧客クレジットノート は電子ドキュメントで、検証されるとSRIに送信されます。クレジットノートを登録するためには、検証済(記帳済)請求書が必要です。顧客請求書上の クレジットノート というボタンをクリックすると クレジットノート作成 フォームが表示されるので、以下の情報を入力して下さい:
クレジット方法: クレジット方法を選択します。
部分返金: ドキュメントの最初の番号を入力する必要がある場合、およびクレジットノートの一部である場合にこのオプションを使用します。
全額返金: クレジットノートが全請求書に対するもので、クレジットノートが自動検証され、顧客請求書と消込される必要がある場合、このオプションを使用します。
全額返金と新規ドラフト請求書: クレジットノートが請求書全体に対するもので、クレジットノートを自動検証し、請求書と消込し、新しいドラフト請求書を自動作成する必要がある場合、このオプションを使用します。
理由: クレジットノート用の理由を入力します。
ロールバック日: :guilabel:`特定`のオプションを選択して下さい。
逆仕訳日: 日付を入力します。
特定の仕訳帳を使用: クレジットノートの仕訳帳を選択します。元の顧客請求書と同じ仕訳帳を使用する場合は空のままにしておきます。
確認したら、 逆仕訳 ボタンを押して下さい。

部分返金 オプションを使用すると、クレジットノートの金額を変更してから、それを検証することができます。クレジットノートを検証する前に、以下の情報を確認して下さい:
顧客: 顧客情報を入力します。
仕訳帳: 顧客のクレジットノートのプリンタポイントを選択します。
ドキュメントタイプ: これはキュメントタイプ
(04) クレジットノート
です。プロダクト: 正しい税金でプロダクトを指定する必要があります。

顧客デビットノート¶
顧客デビットノート は、検証されるとSRIに送信される電子ドキュメントです。デビットノートを登録するためには、検証済(記帳済)顧客請求書が必要です。顧客請求書の デビットノート ボタンをクリックすると デビットノート作成 フォームが表示されるので、以下の情報を入力して下さい:
理由: デビットノート用の理由を入力します。
デビットノート日: :guilabel:`特定の`オプションを選択して下さい。
明細をコピー: 顧客請求書と同じ明細のデビットノートを登録する必要がある場合、このオプションを選択します。
特定の仕訳帳を使用: クレジットノートの仕訳帳を選択します。元の顧客請求書と同じ仕訳帳を使用する場合は空のままにしておきます。
一度確認したら、 デビットノートを作成 ボタンをクリックすることができます。

デビットノートの金額を変更してから、それを検証することができます。デビットノートを検証する前に、以下の情報を確認して下さい:
顧客: 顧客情報を入力します。
仕訳帳: 顧客のクレジットノートのプリンタポイントを選択します。
ドキュメントタイプ: これはドキュメントタイプ `(05) デビットノート`です。
プロダクト: 正しい税金でプロダクトを指定する必要があります。

顧客源泉徴収¶
顧客源泉徴収 は貴社用の非電子ドキュメントで、このドキュメントは販売に源泉徴収を適用するために顧客によって発行されます。
顧客源泉徴収を登録するためには、検証済(記帳済)の顧客請求書が必要です。顧客請求書の 源泉徴収を追加`というボタンをクリックすると :guilabel:`顧客源泉徴収 フォームが表示されますので、以下の情報を入力して下さい:
ドキュメント番号: ドキュメント番号を入力。
源泉徴収明細: 顧客が源泉徴収している税を選択します。
源泉徴収を検証済みにする前に、各税額が元のドキュメントと同じであることを確認して下さい。

購買ドキュメント¶
仕入先請求書¶
仕入先請求書 はあなたの会社のための電子ではないドキュメントで、会社が購買を行った際に仕入先から発行されます。
仕入先請求書はオーダから作成することも、手作業で作成することもできますが、以下の情報が含まれている必要があります:
仕入先: 仕入先の情報を入力します。
仕入先請求書日付: 請求書日付を選んで下さい。
仕訳帳: 仕入先請求書用の仕訳帳です。
ドキュメントタイプ: これはキュメントタイプ
(01) 請求書
です。ドキュメント番号: ドキュメント番号を入力します。
支払方法 (SRI): 顧客請求書がどのように支払われるかを選択します。
プロダクト: 正しい税でプロダクトを定義して下さい。

重要
購買源泉徴収を作成する際、ベース(基準額)が正しいことを確認します。仕入先請求書 の税額を編集する必要がある場合は、 編集 ボタンをクリックします。そうでない場合は、 仕訳帳項目 タブから 編集 ボタンをクリックし、必要な調整を行います。
購買清算¶
購買清算 は、検証済になるとSRIに送信される電子ドキュメントです。
会社が購買時にこのタイプの電子ドキュメントを発行し、仕入先が以下のようなケースで顧客請求書を発行しない場合:
サービスはエクアドルの非居住者によって提供されました。
エクアドルに居住または設立していない外国企業が提供するサービス。
RUCに登録されていない自然人からの商品やサービスの購買で、その文化的レベルや困難により、販売領収書や顧客請求書を発行できない場合。
依存関係にある従業員(正社員)に対する物品またはサービスの購買の精算。
合議体のメンバーがその機能を行使するために提供するサービス。
これらのタイプの電子ドキュメントは 購買オーダ から、または 仕入先請求書 フォームビューから手動で作成することができます。以下のデータが含まれていなければなりません:
仕入先: 仕入先の情報を入力します。
仕訳帳: 購買清算 の仕訳帳を正しいプリンタポイントで選択します。
ドキュメントタイプ: これはドキュメントタイプ `(03) 購買清算`です。
ドキュメント番号: ドキュメント番号 (シーケンス)を入力して下さい。 この操作は一度だけで良く、あとはシーケンスが自動的に次のドキュメントに割当てられます。
支払方法 (SRI): 顧客請求書がどのように支払われるかを選択します。
プロダクト: 正しい税でプロダクトを定義して下さい。
情報を確認したら、購買清算 を検証済にすることができます。

購買源泉徴収¶
購買源泉徴収 は電子ドキュメントで、検証済になるとSRIに送信されます。
購買源泉 を登録するには、顧客請求書が検証済の状態である必要があります。顧客請求書の 源泉徴収を追加 ボタンをクリックすると表示される 源泉徴収 フォームに以下の情報を入力して下さい:
ドキュメント番号: ドキュメント番号 (シーケンス)を入力して下さい。 この操作は一度だけで良く、あとはシーケンスが自動的に次のドキュメントに割当てられます。
源泉徴収明細: 税はプロダクトと仕入先の設定に従って自動的に表示されるため、税と税サポートが正しいかどうかを確認し、正しくない場合は正しい税と税サポートを編集して選択することができます。
情報を確認したら、 源泉徴収 を検証済にすることができます。

注釈
仕入先請求書 で使用する税設定に含まれていない税のサポートを変更することはできません。そのためには、 仕入先請求書 に適用されている税の 税サポート を変更して下さい。
源泉徴収税は2つ以上の明細に分けることができますが、これは2つ以上の源泉徴収率が適用されるかどうかによって決まります。
Example
システムは税サポート01で30%のVAT源泉徴収を提案しますが、同じ税サポートで70%のVAT源泉徴収を新しい明細に追加することができ、システムは仕入先請求書の合計が 仕入先請求書 の合計と一致する限り許可します。
Eコマース¶
The ATS Report module enables the following:
各支払方法の設定でSRI支払方法を選択します。
顧客は、eコマースのチェックアウトプロセスにおいて、認証タイプと番号を手動で入力することができます。
チェックアウトプロセスの最後に、エクアドル用の検証済電子請求書を自動的に生成します。
設定¶
ウェブサイト¶
チェックアウト完了後に請求書を作成するには、 請求書 セクションにある 自動請求 オプションを有効化します。
に移動し、ちなみに
請求書のEメールテンプレートは 自動請求 オプションの 請求書Eメールテンプレート フィールドから変更することができます。
重要
顧客請求書に使用される販売仕訳帳は 仕訳帳 メニューの優先順位の最初のものです。
決済プロバイダー¶
eコマース決済のキャプチャに使用されるべき決済プロバイダーを有効化するには、 支払を有効化 見出しの下にある 他のプロバイダーを確認 ボタンをクリックします。ここから、プロバイダーレコードを選択することで、各決済プロバイダーを設定することができます。詳細は 決済プロバイダー ドキュメントを参照して下さい。
セクションに移動し、支払方法¶
決済プロバイダーに対して1つ以上の支払方法を有効化するには、各プロバイダーの 設定 タブ内の →支払方法の有効化 をクリックします。
支払方法を設定する際には、各支払方法に対して SRI支払方法 を設定することが 必須 です。このフィールドは支払方法を初めて作成し、保存した後に表示されます。
注釈
SRI支払方法 を追加することは、eコマース販売から顧客請求書を正しく生成するために必要です。 支払方法 を選択して、設定メニューとフィールドにアクセスして下さい。
参考

eコマースワークフロー¶
識別タイプ・番号¶
購買する顧客は、チェックアウトの過程で認証タイプと番号を指定することができます。この情報は、チェックアウト完了後に電子顧客請求書を正しく作成するために必要です。

注釈
検証は、識別番号 フィールドが記入され、正しい桁数であることを確認するために行われます。RUC 識別には 13 桁が必要です。Cédula には 9 桁が必要です。
チェックアウトプロセスが完了すると、確定した顧客請求書が作成され、手動または非同期でSRIに送信できます。
POS電子請求¶
次の機能と設定を有効にするには、エクアドル向けPOSモジュール (l10n_ec_edi_pos
) が インストール済 であることを確認して下さい。
各支払方法設定でSRI支払方法を選択して下さい。
*POS*上で新規に連絡先を作成する際には、顧客の識別タイプと識別番号を手動で入力して下さい。
チェックアウトプロセスの最後に、エクアドル用の検証済電子請求書を自動的に生成します。
支払方法設定¶
POSでの支払方法を作成するには、販売管理、 の順にアクセスします。次に、支払方法フォームで:guilabel:`SRI支払方法`を設定します。
請求フロー¶
識別タイプ・番号¶
POSレジ担当者は、オープン中のPOSセッションから顧客請求書作成を依頼する 顧客用に新規連絡先を作成する ことができます。
エクアドルモジュール は、連絡先作成フォームに2つの新しいフィールドを追加します。識別タイプ と 登録番号 です。
注釈
識別番号の長さは識別タイプによって異なるため、Odooは連絡先フォームを保存する際に、登録番号 フィールドを自動的にチェックします。手動で長さを確認する場合は、RUC タイプでは13桁、個人基本情報 タイプでは10桁の数字が必要であることに留意して下さい。
電子請求書:匿名の最終消費者¶
顧客が購買に対する電子請求書の発行を要求していない場合も、Odooは自動的に顧客を 最終消費者 として設定し、いずれにせよ電子請求書を生成します。
注釈
顧客がこの種の購買の返品を理由にクレジットノートを要求した場合、クレジットノートはクライアントの実際の連絡先情報を使用して作成される必要があります。クレジットノートは 最終消費者 に対して作成することはできず、 POSセッションから直接 管理されます。
電子請求書:特定の顧客¶
顧客が購買に対する請求書を要求した場合、その顧客の財務情報を含む連絡先を選択または作成することができます。これにより、正確な顧客情報で請求書が作成されます。
注釈
クライアントがこのような購買の返品を理由にクレジットノートを要求した場合、クレジットノートと返品処理は、 POSセッションから直接 管理することができます。
財務レポート¶
エクアドルでは、企業がSRIに提出する会計報告書があります。Odooは企業が使用する主な会計レポートの2つをサポートしています: 103 報告書と 104 報告書です。
これらのレポートを取得するには、会計 アプリから、 税レポート 103
または 税レポート104
でフィルタをかけます。
レポート103¶
このレポートには、一定期間における所得税の源泉徴収情報が含まれています。これは月次または半年ごとにレポートすることができます。
申告に必要な情報は、ベース金額と税額だけでなく、SRIに報告するために括弧内に税コードも含まれています。

レポート104¶
このレポートには、一定期間のVAT税およびVAT源泉徴収に関する情報が含まれています。
申告に必要な情報は、ベース金額と税額だけでなく、SRIに申告するための税コードも括弧内に記載されています。

ATSレポート¶
*ATS レポート* (`l10n_ec_reports_ats) モジュールを インストール して、XML 形式の ATS レポートをダウンロードできるようにします。
注釈
エクアドルの ATSレポート モジュールは、会計 アプリと エクアドルEDIモジュール の以前のインストールに依存します。
設定¶
電子ドキュメントを発行するには、電子顧客請求書 セクションで説明されているように会社が設定されていることを確認して下さい。
ATS には、Odooで作成された全てのドキュメント(仕入請求書、顧客請求書、販売・購買源泉徴収、クレジットノート、デビットノート)が含まれます。
仕入先請求書¶
仕入先請求書を作成する場合、仕入先が作成した顧客請求書から承認番号を登録する必要があります。そのためには、 承認番号 フィールドに入力します。
に進み、仕入先請求書を選択します。次に、仕入先の顧客請求書の番号をクレジットおよびデビットノート¶
クレジットノートまたはデビットノートを手動またはインポートで作成する場合、このノートを修正する販売請求書にリンクする必要があります。
注釈
ATS ファイルをダウンロードする前に、ドキュメントに必要な情報を全て追加して下さい。例えば、必要に応じてドキュメントに 承認番号 と SRI支払方法 を追加して下さい。
XML生成¶
ATS レポートを生成するには、 ATS をクリックします。
に進み、必要な ATS レポートの期間を選択し、ダウンロードしたXMLファイルを DIMM Formularios にアップロードする準備ができました。

注釈
ATS レポートをダウンロードする際、ドキュメントに欠落や不正確なデータがある場合に警告ポップアップが表示されます。それでもユーザはXMLファイルをダウンロードすることができます。