最寄ロケーション払出

最寄ロケーション 払出方針では、保管場所のタイトルを英数字順に並べ、その順番に基づいてプロダクトがピッキングされます。

この方針の目的は、プロダクトがより近い場所にもある場合に、倉庫作業員が遠い棚まで長い距離を移動する手間を省くことです。

最寄払出方針における ロケーション順序 を理解するには、次の例を考えてみましょう。

Example

あるプロダクトが以下のロケーションに保管されています: 棚A/パレット, 棚A/ラック1, 棚A/ラック2

実際の倉庫内の保管場所の模型を表示しています。

パレット というサブロケーションは、地上階にあります。ラック1 や`ラック2` にフォークリフトでアクセスする必要があるのに比べ、ここで保管されているプロダクトは取り出しが容易です。保管場所は、アクセスしやすさに基づいてアルファベット順に戦略的に命名されています。

重要

この払出方針を使用するには、保管場所複数ステップルート の設定が、在庫アプリ ‣ 設定 ‣ 管理設定 で有効になっている必要があります。

ロケーション名

ロケーション名を設定するには、まず最初に 在庫アプリ ‣ 設定 ‣ ロケーション に移動します。次に、既存のロケーションを選択するか、新規作成 をクリックして新規作成し、ロケーション名 フィールドに希望の名前を入力します。

出荷または梱包ロケーションからの近さに基づいて、ロケーションがアルファベット順に命名されたら、親ロケーション の払出方針を設定します。

これを行うには、ロケーション リストで、アルファベット順に名付けられた保管場所の親となる場所を選択します。

そうすると、親ロケーション用のフォームが開きます。払出方針 フィールドで、最寄ロケーション を選択します。

Example

倉庫では、保管場所 WH/在庫/棚1`が梱包エリアに最も近く、棚から取り出されたプロダクトが発送用に梱包されます。人気商品の`iPhone充電器`は、`WH/在庫/棚1, WH/在庫/棚2, WH/在庫/棚3 の3つの場所に保管されています。

最寄ロケーションを使用するには、親ロケーションである'WH/在庫'の払出方針を設定します。

ワークフロー

To see how the closest location removal strategy works, consider the following example, featuring the popular product, iPhone charger, which is stored in WH/Stock/Shelf 1, WH/Stock/Shelf 2, and WH/Stock/Shelf 3.

それぞれの場所に15、5、30ユニットの在庫があります。

ちなみに

各保管場所の在庫を確認するには、プロダクトフォームに移動し、手持在庫 スマートボタンをクリックします。

全ロケーションの手持在庫を表示します。

販売アプリ に行き、新しい見積を作成して iPhone充電器 18ユニット分の 配送オーダ を作成します。

プロダクトを追加したら、確認 をクリックして配送オーダを作成します。配送オーダは払出方針を使用して最寄ロケーションに保管された在庫を引当てます。

どこでユニットがピッキングされたかについての詳細は、右端にある ⦙≣ (箇条書き) アイコンを選択して下さい。 すると、払出方針に従って引当された商品がどのようにピッキングされたかを表示する 開く: 在庫移動 ポップアップウィンドウが開きます。

開く: 在庫移動 ポップアップウィンドウの ピッキング元 フィールドには、guilabel:需要 を満たす数量が選択された場所が表示されます。 最寄ロケーションである WH/在庫/棚1 に保管されている15個のユニット全てがまず最初に選択されます。 残りの3個のユニットは、2番目に近い場所である WH/在庫/棚2 から選択されます

iPhone充電器のオーダ数量を *ピッキング元* 数量で表示します。