品質検査ポイント¶
Odooでは、品質検査ポイント (QCP) を使用して、あらかじめ決められた間隔で 品質検査 を自動的に作成します。QCPは、特定のオペレーション (製造、配送など) およびそれらのオペレーション内の特定のプロダクトに対して品質検査を作成するように設定できます。
品質検査ポイントを使用することで、品質チームは、プロダクトに欠陥やその他の問題がないかを定期的に検査することができます。
品質検査ポイントを設定する¶
新しい品質検査ポイントを作成するには、 新規 をクリックします。
をクリックします。そして新しい品質検査ポイントの記入を開始します。品質検査ポイントを簡単に識別できる一意の タイトル を入力してください。
プロダクト フィールドで、品質検査ポイント を適用する 1 つ以上のプロダクトを選択します。品質検査ポイントをプロダクトカテゴリ全体に適用する場合は、 プロダクトカテゴリ フィールドで選択します。
オペレーション フィールドで、品質検査ポイント をトリガするオペレーションを選択します。たとえば、オペレーション フィールドで 製造 オプションを選択すると、新しい製造オーダ (MO) に対して品質検査が作成されます。
注釈
新しい品質検査ポイントを作成する際は、少なくとも 1 つの作業が 作業 フィールドに入力されている必要があります。ただし、プロダクト フィールドおよび :プロダクトカテゴリ フィールドは空白のままでもかまいません。これらのフィールドが空白の場合、品質検査ポイントは指定されたオペレーションごとにすべてのインスタンスに対して品質検査を生成します。
オペレーション フィールドで:guilabel:製造
オペレーションが選択されている場合、その下に 作業オーダオペレーション という新しいフィールドが表示されます。このフィールドから、製造オペレーション全般ではなく、そのオペレーションの品質検査を生成する特定の作業オーダを選択します。
Example
品質検査ポイントを設定して、コーヒーテーブル
プロダクトの 組み立て
作業オーダの品質検査を作成することができます。その後、コーヒーテーブル
の新しい製造オーダが確定すると、品質検査ポイントは 組み立て
オペレーション専用の品質検査を作成します。
検査単位 フィールドには、新しい品質検査が いつ 作成されるかを決定する 3 つのオプションのいずれかが設定されます。
オペレーション: 指定されたオペレーション全体について、1 件の検査が要求されています。
プロダクト: 指定されたオペレーションに含まれる 異なるプロダクトの 種類ごと に 1 件の検査が要求されます。たとえば、テーブル1台と椅子4脚の配送作業では、2 種類 のプロダクトが含まれているため、2件の検査が生成されます。:guilabel:作業: 指定された作業全体に対して1件の検査が要求されます。
数量: 指定したオペレーション内のアイテムの一定割合についてチェックを要求します。この割合は、 部分転送テスト チェックボックスをオンにして、その下に表示される パーセンテージ フィールドに数値を入力して設定します。このチェックボックスをオンにしない場合、数量全体に対して 1 件の品質検査が作成されます。
検査頻度 フィールドは、新しい品質検査が作成される 頻度 を決定する 3 つのオプションのいずれかに設定されます。
すべて: 品質検査ポイントの条件が満たされるたびに、品質検査が要求されます。
ランダム: 品質検査は、一定の割合の作業に対してランダムに要求されます。この割合は、下に表示される オペレーションの#%ごと フィールドで指定できます。
定期: 品質検査は、設定された一定の期間ごとに 1 回要求されます。この期間は、下に表示されるフィールドに数値を入力し、日、 週、または 月 のいずれかを選択することで指定します。
タイプ フィールドでは、実施する品質検査の種類を指定します。品質検査ポイントによって作成される品質検査の処理方法は、選択された品質検査の種類によって異なります。
指示 チェックでは品質検査を完了するための具体的な指示・手順が提示されます。
写真記録 チェックでは、担当の品質チームが後で確認できるよう、プロダクトの写真をアップロードする必要があります。
生産登録 は、製造作業中に生産された製品の数量を製造担当者が確認・登録するよう求められます。
合否 チェックは、プロダクトが合格基準を満たしているかどうかを確認します。
測定 チェックでは、従業員がプロダクトの測定値を記録するよう求められます。この測定値が基準値の許容範囲内であれば、検査は合格となります。
ワークシート チェックでは、検査を実施する従業員がインタラクティブなワークシートに記入する必要があります。
スプレッドシート チェックでは、検査を実施する従業員がインタラクティブなスプレッドシートに記入する必要があります。
重要
指示 チェックは、製造オーダの作業オーダにおけるステップと同じものです。
作業指示にステップが追加されると、Odooはそれを品質管理アプリに品質検査ポイントとして保存します。指示 チェックタイプの品質管理ポイントを手動で作成することも可能で、製造以外のオペレーション(たとえば入荷処理など)に割り当てることもできます。
ただし、品質管理のために特別に管理ポイントを作成する場合は、別の検査タイプを使用したほうがより効率的です。
注釈
ワークシート または スプレッドシート チェックタイプを使用して品質検査ポイントを作成する場合は、タイプ フィールドの下に表示される テンプレート フィールドで、品質ワークシートテンプレート または 品質スプレッドシートテンプレート を指定する必要があります。
選択したテンプレートは、品質検査ポイントによって作成される品質検査ごとに複製されます。品質検査を完了するには、このテンプレートに必ず記入する 必要があります。
新しいテンプレートを作成するには、新規 をクリックします。
に移動し、品質検査ポイントを管理する品質チーム、およびそれが作成する品質検査を チーム フィールドで指定します。特定の品質チームメンバーが品質検査ポイントを担当する場合は、 担当者 フィールドでそのメンバーを選択します。
ステップドキュメント フィールドには、品質検査ポイントで作成された品質検査の完了方法を詳しく説明した指示ドキュメントのロケーションを指定する 2 つのオプションがあります。
ドキュメントが作業オーダの指示ワークシートに含まれている場合は、 オペレーションワークシートの特定のページ を選択し、下に表示される ワークシートページ フィールドにページ番号を入力します。
ドキュメントを品質検査ポイントの下部にある 指示 タブに含める場合は、 カスタム を選択してください。
フォームの下部にある 指示 タブで、品質検査ポイントによって作成された品質検査の完了方法に関する指示を入力します。ドキュメントを品質検査ポイントの下部にある 指示 タブに含める場合は、 カスタム を選択します。
上記の ステップドキュメント フィールドで カスタム オプションが選択されている場合、このタブにドキュメントを添付することができます。そのためには、 ファイルをアップロード ボタンを選択してデバイスのファイルマネジャーを開き、ファイルを選択するか、 Google スライドリンク フィールドに Google スライドドキュメントへのリンクを追加してください。
不合格時のメッセージ タブには、品質検査に不合格となった場合に何をすべきかの指示を記載します。たとえば、品質検査を担当する従業員に、品質アラート を作成するよう指示することができます。
メモ タブは、品質検査ポイントに関する追加情報(作成された理由など)を記載するために使用します。このタブに入力された情報は、品質検査ポイントによって作成された品質検査を実施する従業員には 表示され ません。
