2ステップ製造¶
Odoo 製造 では、ユーザは1、2、または3ステップでプロダクトを製造することができます。 2ステップの製造を使用する場合、Odooは製造オーダ(MO) とピック構成品転送を作成しますが、完成品を在庫に移動するための転送は生成しません。 在庫数は依然として製造されたプロダクトの数に基づいて更新されますが、在庫への転送とその逆の転送は追跡されません。
ちなみに
製造で使用されるステップ数は、倉庫レベルで設定され、各倉庫で異なるステップ数を使用することができます。特定の倉庫で使用されるステップ数を変更するには、まず 倉庫 画面から倉庫を選択します。
に移動し、倉庫設定 タブで、製造 ラジオ入力フィールドを見つけ、3つのオプションのうちの1つを選択します。製造 (1ステップ)、構成品をピッキングし製造 (2ステップ) 、または 構成品をピッキング、製造しプロダクトを格納 (3ステップ) です。

重要
Odooでプロダクトを製造する前に、プロダクトを適切に設定する必要があります。 設定方法の詳細については、次のドキュメントを参照して下さい 製造用にプロダクトを設定する。
製造オーダを作成する¶
Odoo 製造 でプロダクトを製造するには、まず最初に 新規 をクリックして新しい製造オーダを作成します。
に移動し、新しい製造オーダ MO では、プロダクト ドロップダウンメニューから生産するプロダクトを選択します。 部品表 フィールドには、関連する部品表 (BoM) が自動的に入力されます。
プロダクトに複数の部品表 BoM が設定されている場合、部品表 フィールドで特定の部品表 BoM を選択することができ、プロダクト フィールドには関連するプロダクトが自動的に入力されます。
部品表 BoM が選択されると、 構成品 および 作業オーダ タブには、部品表で指定された構成品とオペレーションが自動的に表示されます。 設定中の製造オーダ MO に追加の構成品やオペレーションが必要な場合は、 明細追加 をクリックして、それらを 構成品 および 作業オーダ タブに追加します。
最後に、確認 をクリックして製造オーダ MO を確定します。
ピッキングされた構成品の処理と転送¶
2ステップの製造オーダ MO を確認すると、ページの上部に 転送 スマートボタンが表示されます。 それをクリックすると、製造オーダ MO のピッキング構成品転送が開きます。 この転送は、構成品が保管されているロケーションから、プロダクトの製造に使用されるロケーションへの移動を追跡するために使用されます。
構成品を保管ロケーションから転送した後、転送の一番上にある 確認 をクリックし、次に表示される 即時転送? ポップアップウィンドウで 適用 をクリックします。 そうすると、転送が 完了 とマークされ、転送された構成品の数量が反映されるように在庫数が更新されます。
最後に、ページ上部の WH/MO/XXXXX パンくずリストをクリックして、製造オーダに戻ります。

製造オーダを処理する¶
製造オーダ MO は、その 作業オーダ タブにリストされた全ての作業オーダを完了させることで処理されます。これは、製造オーダ MO 自体、または作業オーダのタブレットビューから行うことができます。
基本的なワークフロー¶
製造オーダ MO 自体から作業オーダを完了するには、まず最初に
に移動し、製造オーダ MO を選択します。製造オーダ MO のページで、作業オーダ タブを選択します。完了すべき最初の作業オーダの作業が開始されたら、そのオペレーションの 開始 ボタンをクリックします。Odoo 製造 が、作業オーダが完了するまでに要した時間を記録するタイマーを開始します。

作業オーダが完了したら、その作業オーダの 完了 ボタンをクリックします。 作業オーダ タブにリストされている各作業オーダに対して、同じプロセスを繰り返します。

全ての作業オーダを完了したら、画面上部の 全て生産 をクリックして製造オーダ 完了 にマークを付け、製造されたプロダクトを在庫に登録します。
製造現場ワークフロー¶
製造現場 モジュールを使用して製造オーダ MO を完了するには、まず |MO|を選択します。
に移動し、製造オーダ製造オーダ画面で、作業オーダ タブをクリックし、処理する最初の作業オーダの明細行にある ↗️ (矢印のついた四角) ボタンを選択します。 そうすると、作業オーダの詳細と処理オプションを含む 作業オーダ ポップアップウィンドウが開きます。
ポップアップウィンドウで、ウィンドウの左上にある:guilabel:製造現場を開く
ボタンを選択して、製造現場 モジュールを開きます。

製造オーダ MO 内から直接アクセスすると、製造現場 は、作業オーダが実行されるように設定されている作業区のページにデフォルトで表示されます。 ページには、製造オーダのカードが表示され、製造オーダ番号、プロダクト、生産するユニット数、および製造オーダを完了するために必要なステップが表示されます。

作業オーダは、カードに記載された各ステップを完了することで処理されます。 ステップをクリックし、表示されるポップアップウィンドウに記載された指示に従うことで、この処理を行うことができます。 ステップが完了したら、必要に応じて 次へ をクリックして次のステップに進みます。
あるいは、作業オーダカードのステップ明細の右側に表示されるチェックボックスをクリックして、作業オーダステップを完了させることもできます。この方法を使用すると、ポップアップウィンドウは表示されませんが、ステップは自動的に完了としてマークされます。
作業オーダカードの最後のステップは 製造登録 という名称です。このステップは製造されたプロダクトのユニット数を登録するために使用されます。製造された数が製造オーダ MO で作成された数と一致する場合は、その明細の右側にある # 個 ボタンをクリックして、その数を製造された数量として自動的に登録します。
異なる数値を入力する必要がある場合は、生産登録 ステップをクリックしてポップアップウィンドウを開きます。個 フィールドに生産単位数を入力し、検証 をクリックしてその数値を登録します。
注釈
生産登録 ステップはすべての作業オーダカードに表示されます。最初の作業オーダを処理する際には、このステップを完了する必要があります。完了すると、製造オーダ MO の残りの作業オーダについては、このステップは完了済みとして表示されます。
作業オーダの全てのステップを完了すると、作業オーダカードのフッターにボタンが表示されます。製造オーダをクローズする前に、他の作業オーダを完了する必要がある場合、ボタンのタイトルは 完了とする となります。 追加の作業オーダを完了する必要がない場合、ボタンのタイトルは 製造をクローズ となります。
完了とする をクリックすると、作業オーダカードが消えます。 完全に消えると、製造オーダのステータスが製造オーダ MO 上で 完了 とマークされ、次の作業オーダが 製造現場 モジュールに、作業が実施されるように設定された作業区のページに表示されます。 追加の作業オーダは、このセクションで説明されている手順に従って処理できます。
製造をクローズ をクリックすると、作業オーダカードが消えます。 消えると、製造オーダは 完了 とマークされ、生産されたプロダクトのユニットが在庫に入ります。
完了とする または 製造をクローズ`をクリックした後、各ボタンは :guilabel:`元に戻す ボタンに置き換わります。作業オーダカードが消える前に 元に戻す ボタンをクリックすると、作業オーダが開いたままになります。
ちなみに
このセクションでは、製造現場 モジュールで製造オーダを処理する際の基本的なワークフローについて詳しく説明します。モジュールおよびその全ての機能についてより詳細な説明については、製造現場の概要 ドキュメントを参照して下さい。