請求書シーケンス

顧客請求書を確定すると、Odoo は固有の請求書参照番号を生成します。デフォルトでは、INV/年/連番 (例: INV/2025/00001) という形式のシーケンス(付番ルール)が使用され、毎年 00001 から再スタートします。

ただし、シーケンスのフォーマット およびその周期設定を変更し、顧客請求書をまとめて再付番 することができます。

注釈

参照番号の変更は、チャターに記録されます。

デフォルトのシーケンス(付番ルール)を変更する

デフォルトのシーケンス(付番ルール)をカスタマイズするには、最後に確定した顧客請求書を開き、 ドラフトに戻す をクリックして、顧客請求書の参照番号を編集します。

顧客請求書の参照番号を編集します。

Odooは、検出したフォーマットが今後のすべての顧客請求書にどのように適用されるかを説明します。たとえば、現在の請求書の月が追加された場合、シーケンス(付番ルール)の周期設定は「毎年」から「毎月」に変更されます。

顧客請求書の参照番号を編集します。

ちなみに

シーケンス期間の最初の請求書を作成する際に、シーケンスの形式を直接編集することができます。

請求書の一括再付番

複数の顧客請求書の番号を一括で再付番すると便利です。例えば、別の請求書発行システムや会計システムから顧客請求書をインポートする場合に、参照番号が以前のソフトウェアから引き継がれている場合、最初からやり直すことなく、今年度の連続性を維持する必要があります。

注釈

この機能は、管理者またはアドバイザー権限を持つユーザのみが利用できます。

顧客請求書の番号を再付番するには、以下の手順に従って下さい。

  1. 開発者モード を有効化します。

  2. 会計ダッシュボード から、顧客請求書 仕訳帳を開きます。

  3. 新しくシーケンス番号が必要な顧客請求書を選択します。

  4. アクション メニューをクリックし、再付番 を選択します。

  5. 並び順 フィールドで以下を選択して下さい:

    • 現在の並び順を維持する: 現在の番号の順番は変わりません。

    • 記帳日で並び替え: 記帳日で番号を並び替えます。

  6. 最初の新しいシーケンス番号 を設定します。

  7. 変更をプレビュー して 確認 をクリックします。

再付番オプションウィンドウ

注釈

  • シーケンスの変更がどこから始まったかを示すために、新しいシーケンスの最初の請求書は、顧客請求書 リストで赤くハイライトされます。この視覚的なマーカーは恒久的で、情報提供のみを目的としています。

  • 新しいシーケンスに、開いている期間内の仕訳の欠落、取消、削除などの不規則性がある場合、会計ダッシュボードの 顧客請求書 仕訳帳に シーケンスの欠落 メッセージが表示されます。関連する請求書の詳細を表示するには、 シーケンスの欠落 をクリックします。この視覚的なマーカーは一時的なもので、仕訳の会計日付がロック日付以降になると消えます。

ちなみに

以下の場合、再付番は不可能です:

  • 仕訳が締日より前の場合。

  • シーケンス番号が重複につながる場合。

  • 範囲が無効な場合。たとえば、2025年の顧客請求書に 2024 年のシーケンス (INV/2024/XXXXX) を使用する場合など、請求日 が新しいシーケンスの日付と一致しない場合です。

このような場合、検証エラー メッセージが表示されます。