ソースインストール

ソース 'インストール' とは、Odooをインストールするのではなく、代わりにソースから直接実行することです。

Odooソースを使用すると、パッケージングされたインストーラーを使用するよりも簡単にアクセスできるため、モジュール開発者にとってより便利になります。

これは、パッケージングされたインストーラによってセットアップされたサービスよりも、Odooの起動と停止をより柔軟かつ明示的に行なうことができます。また、設定ファイルを編集する必要なく、コマンドラインパラメータ を使用して設定を上書きすることもできます。

システムのセットアップをより詳細に制御でき、複数のバージョンのOdooを並行してより簡単に維持(および実行)できるようになります。

ソースを取得

Odooのソースコードを取得するには、ZIPアーカイブとして、または Git 経由の2つの方法があります。

アーカイブ

コミュニティ版:

企業版:

Git

注釈

Git <https://git-scm.com/>`_ がインストールされている必要があります。また、作業を進めるにはGitコマンドの基本的な知識があることが推奨されます。

Git リポジトリをクローンするには、HTTPS と SSH の間でクローンする方法のいずれかを選択します。ほとんどの場合、最適なオプションは HTTPS です。ただし、Odoo のソースコードに貢献する場合や、始める 開発者向けチュートリアル に従う場合は、SSH を選択します。

$ git clone --branch 18.0 --single-branch https://github.com/odoo/odoo.git
$ git clone --branch 18.0 --single-branch https://github.com/odoo/enterprise.git

注釈

企業版gitリポジトリには、Odoo のソースコードのすべてが含まれていません。 追加アドオンだけが含まれています。 メインのサーバコードはコミュニティ版に含まれています。 企業版を実行するということは、addons-path オプションを企業版のフォルダに設定したコミュニティ版のサーバを実行することを意味します。 Odoo 企業版を動作させるには、コミュニティ版と企業版の両方のリポジトリをクローンする必要があります。

準備

Python

Odooを実行するには、Python 3.10 以降が必要です。

バージョン 17 で変更: 最低要件がPython 3.7からPython 3.10に更新されました。

必要に応じて、パッケージマネジャーを使用してPython 3をダウンロードし、インストールして下さい。

注釈

Python 3がすでにインストールされている場合は、バージョンが3.10以上であることを確認して下さい。以前のバージョンはOdooと互換性がありません。

$ python3 --version

このバージョン用に pip もインストールされていることを確認して下さい。

$ pip3 --version

PostgreSQL

OdooはPostgreSQLをデータベース管理システムとして使用しています。

パッケージマネジャーを使用してPostgreSQL(サポート対象バージョン:12.0以上)をダウンロードし、インストールします。 以下の手順を実行することで、インストールできます。

$ sudo apt install postgresql postgresql-client

デフォルトでは、ユーザは postgres のみです。 Odoo は postgres として接続することを禁止しているため、PostgreSQL の新しいユーザを作成します。

$ sudo -u postgres createuser -d -R -S $USER
$ createdb $USER

注釈

PostgreSQLユーザはUnixログインと同じ名前なので、パスワードなしでデータベースに接続することができます。

依存関係

依存関係をインストールするには、配布パッケージ を使用するのが優先される方法です。あるいは、Pythonの依存関係を pip でインストールします。

Debian/Ubuntuでは、以下のコマンドで必要なパッケージをインストールできます。

$ cd odoo #CommunityPath
$ sudo ./setup/debinstall.sh

setup/debinstall.sh スクリプトは debian/control ファイルを解析し、見つかったパッケージをインストールします。

注釈

右から左に書くインターフェース (アラビア語やヘブライ語など) を使用する言語では、rtlcss パッケージが必要です。

  1. パッケージマネジャーを使用して、nodejs と npm をダウンロードし、インストールします。

  2. `rtlcss`をインストール:

    $ sudo npm install -g rtlcss
    

警告

wkhtmltopdf is not installed through pip and must be installed manually in version 0.12.6 for it to support headers and footers. Check out the wkhtmltopdf wiki for more details on the various versions. To draw emojis in PDF reports, wkhtmltopdf needs a black-and-white emoji font, as it cannot draw color ones. On Debian/Ubuntu, the fonts-symbola package covers the emojis up to 2017. For the recent ones, put the NotoEmoji-Regular.ttf file of Noto Emoji in the /usr/local/share/fonts folder.

Odooを稼働

すべての依存関係が設定されたら、サーバのコマンドラインインターフェースである odoo-bin を実行することで Odoo を起動できます。これは Odoo コミュニティ版ディレクトリルートにあります。

サーバを設定するには、コマンドライン引数 または 設定ファイル を指定します。

ちなみに

企業版の場合は、enterprise アドオンへのパスを addons-path 引数に追加します。アドオンが正しく読み込まれるためには、addons-path 内の他のパスより前に置く必要があることに注意して下さい。

一般的に必要な構成は次のとおりです:

  • PostgreSQLユーザとパスワード

  • カスタムモジュールを読み込むためのデフォルト以外のカスタムアドオンパス。

サーバを実行する典型的な方法は次のとおりです:

$ cd /CommunityPath
$ python3 odoo-bin --addons-path=addons -d mydb

CommunityPath は Odoo コミュニティ版のインストールパス、mydb は PostgreSQL データベース名です。

サーバが起動した後(INFOログに odoo.modules.loading: Modules loaded. と表示されます)、ウェブブラウザで http://localhost:8069 を開き、ベース管理者アカウントでOdooデータベースにログインします。Eメールには`admin` 、パスワードにも admin を使用します。

ちなみに

  • そこから新規 ユーザ を作成・管理します。

  • Odooのウェブインターフェースにログインする際に使用するユーザアカウントは、CLI引数 --db_user とは異なります。