レポーティング¶
ほとんどのアプリの レポート メニューには、レコードのデータを分析して視覚化できるレポートがいくつかあります。
ビューを選択¶
レポートによって、Odooは様々な方法でデータを表示することができます。レポートに合わせた独自のビューが利用できる場合もあれば、複数のビューが利用できる場合もあります。グラフビューとピボットビューです。
グラフビュー¶
グラフビュー はレコードのデータを視覚化し、パターンや傾向を特定するために使用されます。このビューは多くの場合、アプリの レポーティング メニューの下にありますが、他の場所でも見ることができます。右上の グラフビューボタン をクリックしてアクセスして下さい。

ピボットビュー¶
ピボットビュー はレコードのデータを集計し、分析のために分解するために使用されます。このビューは多くの場合、アプリの レポーティング メニューの下にありますが、他の場所でも見つけることができます。右上の ピボットビューボタン をクリックしてアクセスして下さい。

集計項目を選択¶
ビューを選択したら、関連するレコードだけが フィルタ済 になるようにします。次に、何を測定するかを選択します。デフォルトでは、常に測定方法が選択されています。編集したい場合は 集計項目 をクリックし、1 つ、またはピボットの場合のみ複数の集計項目を選択します。
注釈
集計項目を選択すると、Odooはフィルタリングされたレコードのフィールドに記録された値を集計します。数値フィールド (整数, 小数, 通貨) のみ測定できます。さらに、 カウント オプションを使用すると、フィルタリングされたレコードの総数を数えることができます。
何を測定したいかを選択した後、分析したい範囲に応じて、データをどのように グループ化 するかを定義できます。デフォルトでは、データは 日付 > 月 でグループ化されることが多く、これは月間の測定単位の変遷を分析するために使用されます。
ちなみに
1つの期間をフィルタリングすると、別の期間と比較するオプションが表示されます。

Example
他の集計項目の中で、 マージン 集計項目と カウント 集計項目を販売分析レポートに追加できます。デフォルトでは、税抜金額 集計項目が選択されています。

前の販売分析レポートの例の行のレベルで、プロダクトカテゴリ によって集計項目をグループ化できます。

ピボットビューを使用¶
データのグループ化は、ピボットビューの典型です。データを掘り下げ、より深い洞察を得ることができます。上の例のように、グループ化 オプションを使用して行のレベルで素早くグループを追加することもできますが、行 および 列のレベルで 合計 ヘッダの横にあるプラスボタン (➕) をクリックし、事前に設定されたグループ から 1 つを選択することもできます。1つを削除するには、マイナスボタン(➖)をクリックします。
グループを追加したら、反対軸に新しいグループを追加したり、新しく作成したサブグループを追加したりできます。
Example
前述の販売分析レポートの例では、集計項目をさらに、列レベルで 営業担当者 グループ、全て/販売可能 / オフィス家具 プロダクトカテゴリに対して 受注日 > 月 グループで分割することができます。

ちなみに
反転軸ボタン (⇄) をクリックして、行と列のグループを切り替えます。
測定方法のラベルをクリックすると、値が昇順 (⏶) または降順 (⏷) にソートされます。
ダウンロードボタン (⭳)をクリックして、ピボットの
.xlsx
バージョンをダウンロードします。
グラフビューを使用¶
グラフは棒グラフ、折れ線グラフ、円グラフの3種類です。
棒グラフ は、いくつかのカテゴリの分布や比較を表示するために使用されます。より大きなデータセットを扱うことができるため、特に便利です。
折れ線グラフ は、時系列やトレンドの変化を示すのに便利です。
円グラフ は、少ない数のカテゴリ間の分布や比較を通じてデータ全体を分析したい場合に使用します。



ちなみに
棒グラフ と 折れ線グラフ では、少なくとも2つのグループがあれば、積重ねオプションを使うことができます。




折れ線グラフ では、累積オプションを使って値を合計することができます。これは、ある期間における成長の変化を示すのに特に便利です。

