Odooオンライン

Odooオンライン は、Odooが完全に管理・ホスティングするプライベートデータベースを提供します。コードを必要としないカスタマイズを含め、長期的なプロダクトやOdooの徹底的なテストを行うのに使用できます。

注釈

Odooオンラインは、カスタムモジュールやOdooアプリストアと互換性がありません。

Odooオンラインデータベースは、ウェブブラウザを使用してアクセスでき、ローカルインストールは不要です。

Odooをすぐに試すには、共有の デモ インスタンスが利用できます。登録は不要ですが、各インスタンスは数時間しか利用できません。

データベース管理

データベースを管理するには、データベースマネジャー に移動し、データベース管理者としてログインします。

データベース名をクリックすると、アップグレードオプションを除き、全ての主要なデータベース管理オプションが利用できます。アップグレードオプションは、データベース名の隣にある 円に矢印 のアイコンをクリックすることでアクセスできます。アップグレードが利用可能な場合にのみ表示されます。

データベース管理オプションへのアクセス

アップグレード

データベースアップグレードをトリガ

参考

アップグレードプロセスに関する詳細については、Odooオンラインアップグレードドキュメント を参照して下さい。

複製

データベースの正確なコピーを作成し、日次オペレーションに影響を与えることなくテストを実施することができます。

重要

  • テスト用 にチェックを入れると、複製されたデータベース上の全ての外部アクション(Eメール、支払、配送オーダなど) はデフォルトで無効になります。

  • 複製されたデータベースは15日間で自動的に使用期限が切れます。

  • データベースごとに最大5つの複製を作成できます。特別な事情がある場合は、サポート に連絡して上限を引き上げるよう依頼して下さい。

名前の変更

データベースとそのURLの名称を変更します。

ダウンロード

データベースのバックアップを含むZIPファイルをダウンロードします。

ドメイン名

別のURLでデータベースにアクセスするには、カスタムの ドメイン名 を使用します。

ちなみに

ドメイン名を無料で登録 することができます。

タグ

データベースを簡単に識別し、分類するためのタグを追加します。

ちなみに

検索バーでタグを検索できます。

削除

データベースを即座に削除します。

危険

データベースを削除すると、全てのデータが永久に失われます。削除は即時に行われ、全てのユーザに適用されます。削除する前にデータベースのバックアップを作成することをお勧めします。

警告メッセージをよくお読みになり、データベースを削除することの意味を十分に理解した上で、作業を進めて下さい。

データベースを削除する前に表示される警告メッセージ

注釈

  • データベースを削除できるのは管理者のみです。

  • データベース名は、誰でもすぐに利用できるようになります。

  • 使用期限が切れたデータベースやサブスクリプションにリンクされているデータベースを削除することはできません。その場合は、Odooサポート までご連絡下さい。

お問い合わせ

データベースの詳細がすでに事前入力された状態で、Odoo.comのサポートページ にアクセスします。

ユーザを招待 / 削除する

ユーザを招待するには、新しいユーザのEメールアドレスを入力し、招待する をクリックします。複数のユーザを追加するには、ユーザを追加 をクリックします。

ユーザをデータベースに招待する

ユーザを削除するには、ユーザを選択して 削除 をクリックします。

ウェブサービス

データベースマネジャー に表示されているデータベースの一覧を プログラムで取得するには、odoo.database モデルの リスト`メソッドを :doc:`ウェブサービス </developer/howtos/web_services> を通じて呼び出します。

ウェブサービス セクションに記載されている例に基づき、以下のようにして ``xmlrpc.client``ライブラリを使用してデータベースの一覧を取得できます

import xmlrpc.client

USER = 'user@domain.tld'
APIKEY = 'your_apikey'

root = 'https://www.odoo.com/xmlrpc/'
uid = xmlrpc.client.ServerProxy(root + 'common').login('openerp', USER, APIKEY)
sock = xmlrpc.client.ServerProxy(root + 'object')
databases_list = sock.execute('openerp', uid, APIKEY, 'odoo.database', 'list')

そして、こちらは JSON-RPC を使った同等の例です:

import json
import random
import urllib.request

USER = 'user@domain.tld'
APIKEY = 'your_apikey'

def json_rpc(url, method, params):
    data = {
        'jsonrpc': '2.0',
        'method': method,
        'params': params,
        'id': random.randint(0, 1000000000),
    }
    req = urllib.request.Request(url=url, data=json.dumps(data).encode(), headers={
        "Content-Type": "application/json",
    })
    reply = json.loads(urllib.request.urlopen(req).read().decode('UTF-8'))
    if reply.get('error'):
        raise Exception(reply['error'])
    return reply['result']

def call(url, service, method, *args):
    return json_rpc(url, 'call', {'service': service, 'method': method, 'args': args})

url = 'https://www.odoo.com/jsonrpc'
uid = call(url, 'common', 'login', 'openerp', USER, APIKEY)
databases_list = call(url, 'object', 'execute', 'openerp', uid, APIKEY, 'odoo.database', 'list')