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ERPの再構築: SAPからOdooへ

インドネシアのトップステーキハウス事業を救った突破口

 
所在国: インドネシア

業種: 飲食業 (レストラン)
導入アプリ: 販売、請求、購買、在庫、POS、会計、製造、品質
会社規模: 800名
導入タイプ: SaaS

インドネシアで最高の価値を提供するステーキハウスを目指して約30年。アブダ・ステーキは、成長し続けるファン層の多様なニーズに応えながら、その伝統を守り続けてきました。現在では、ジャカルタや周辺都市を象徴するレストランチェーンとして広く認知されています。創業当初は紙とペンで業務管理をおこなっていました。そこから、エクセルシートを経て、現在ではERPソリューションを活用するまでに成長。ビジネスの変化に柔軟に対応できる企業姿勢こそが、アブダ・ステーキの成功の鍵といえるでしょう。また、迅速な事業拡大を目指して、オペレーションの標準化に重きをおいており、それがビジネス管理ソフトウェア導入への大きな原動力となっています。


SAP導入、波乱のスタート

デジタル化により、アブダ・ステーキの業務はこれまでにない変革を遂げました。SaaS(サービスとしてのソフトウェア)の導入により、長年求めていたビジネスの加速を実現してきました。しかし、実はOdoo導入で成功する前は、大きな壁に直面していました。アブダ・ステーキはERP導入の第一歩としてSAPを選択し、約2年もの期間をかけて実装。ところが、統合に非常に長い時間を費やしただけでなく、SAP Business Oneのパッケージは「購買」「在庫管理」「会計」といった限られたアプリケーションのみで構成されており、それらの統合性も低いものでした。実際に運用を開始すると、導入時のサポート不足とシステムの柔軟性が低く、同社のビジネスを支えるには不十分であることが明らかになりました。つまり、アブダ・ステーキにとって初めてのビジネス管理ソフトウェア導入は、残念ながら大失敗に終わったのです。

「当社のローカルPOSシステムとSAPの連携が不可能であったため、多くの問題に直面しました。1年かけて導入を進めましたが、SAPからのサポートは遅れがちで、次第に減少していきました。その後、Odooを活用すればこれらの問題を解決できることが分かり、SAPからの移行を決断をしました」

– アリ・アリアンサさん 代表取締役

Odooによる再生

SAP導入の苦境に直面したアブダ・ステーキは、厳しい状況で希望を失いかけていました。しかし、バンドンで開催されたOdooロードショー、YouTube動画、デモデータベースのトライアルを通じてOdooのサービスに信頼を寄せるようになり、再び前進するチャンスを掴みました。Odooは迅速かつスムーズに導入することが可能でした。そのため、わずか3カ月以内でシステムが稼働し、時間とコストの大幅な削減を実現したのです。Odooで16のアプリケーション(その後さらに追加)を活用し、オールインワンプラットフォームで業務を一元管理できるようになりました。その結果、バックオフィスからレストランの現場スタッフまで、800人以上の従業員の業務効率が大幅に向上しました。

飛躍的な進歩

Odooのスムーズな導入により、アブダ・ステーキの最も基本的で重要な業務が初めてデジタル化されました。Odooの製造アプリを活用することで、データの一元管理や設定が可能になり、さらに他の業務とのスムーズな連携も実現しました。これまで、社内での情報共有には多くの課題がありましたが、高度な部品表(BoM)を活用することで、作業指示がよりシンプルかつ正確になりました。また、研究開発部門では、ルーティング、品質管理、整備保守作業を同期させて計画できるようになり、一石三鳥の効果を生み出しています。

アブダ・ステーキにとって、もう一つの重要な資産がPOSシステムです。POSシステムは日々の販売業務の要となるオーダー処理を担うものですが、OdooのPOSアプリは単なるオーダー管理にとどまらず、レポート作成や売上予測機能を備えているため、ビジネス拡大に向けて大きな価値を提供することができます。そして、最も魅力的な機能がOdooの会計アプリです。支払いの照合や消込作業を簡単に行い、業績分析のためのレポート作成や、税務申告用のデータ出力もスムーズに行うことができます。さらに、現地の金融機関・銀行との連携により、財務管理の自由度が飛躍的に向上しました。

導入を支えるOdooエキスパート

導入を成功させるためには、創意工夫と献身的なサポートが欠かせません。アブダ・ステーキのシステム導入を支えているのは、インドネシア語を話すOdooの機能コンサルタント、マリアンヌ・ジャネット・オエンタリョです。マリアンヌは、導入プロセスを細部に渡るまで綿密に調整し、よりスムーズな運用を実現するために常に尽力しています。Odooでは、ローカリゼーションを重視しており、お客様が母国語で安心してサポートを受けられるよう努めています。アブダ・ステーキをはじめ、多くの企業様に、Odooの導入・活用を支えるパートナーとして、Odooの機能コンサルタントを信頼頂いています。お客様がOdooを最大限に活用し、業務をより効率化できるよう、私たちはこれからも全力でサポートしていきます。

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機能コンサルタントプロフィール​

マリアンヌ・ジャネット・オエンタリョは、Odooプロジェクトの導入をサポートするOdoo社のコンサルタントです。お客様がスムーズにOdooを活用できるよう、最適なソリューションで導入をサポートします。専門的な知識と高いコミュニケーション力で、多くの企業様の導入成功をサポートし、お客様から高い評価をいただいています。

Odoo導入を機能コンサルタントがサポートします。

Odooの「導入パック」をご活用いただくと、導入をより確実・スムーズに進めることができます。 

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